こんにちは だいた(@kyuushokubu)です
今回は、建築業の若者離れが止まらない理由に関して記事にしました
私自身、電気工事会社に転職して1ヶ月経過したのですが、実際に現場に立ち、会社の内情を少し知ることが出来たのですが
やはり、建築業は人手不足にならざる負えない状況なのかなと感じました
今回は何故、建築業の若者離れが止まらないのかを説明したいと思います
これからインフラ関係の現場仕事をしようと考えておられる方にとって参考になると思います
また、建築業で中小企業を運営されておられる経営者の方にも参考になると思います
最後までお付き合い頂けたら幸いです
建築業の若者離れが止まらない理由に関して考察しました

今回紹介したい内容は、以下の通りです
順を追って説明して参ります
マネジメント能力不足

まず現場に入って感じたのが、完全にマネジメント不足を感じました
入社したての人間は右も左もわからないで仕事をスタートするので、誰か教育係をつけるべきです
私の現場では教育係は無しで上司はいますが、上司の指示通りに動いているのに、別の人間からも支持や指摘があります
数名から違う指示や方法をレクチャーされるので、どれをやれば正解なのかわかりません
例えば、Aさん、Bさん、Cさんからそれぞれ別の方法を伝えられます
例えばCさんのやり方がやりやすそうなので、そちらを選択するとAさん、Bさんが怒り出す
Cさんがこう言っていましたと言ったら、言い訳するなとか、不機嫌になる状態です
であれば、完全に指導係として1人指導者をつけて一任すればいいと思います
ほかの人は、口を出したくても出さないようにしないと、何を信じて進めばいいのかわからなくなります
その部分を上司である現場責任者や経営者がマネジメントしてほしいのですが、今までのやり方を踏襲しているため、上記の発想はありません
現場に入れて、あとは現場任せとなります
現場責任者は資格やスキルなどで昇格していくような状態が現場仕事にあるように感じますが
それと同時にマネジメントスキルの勉強会に参加、もしくは勉強すべきだと感じます
今の若い子は、ただでさえプライベートの時間を大切にして、苦労して重労働の仕事をしたいと思わないと考えないといけません
せっかく入った若い従業員をマネジメント能力不足で退職に追い込んでしまう可能性大です
コミュニケーションスキル不足

入社したての人間はとかく人間関係にストレスがかかります
早く職場の雰囲気になじみたいし、名前を覚えたいと思っていますし、出来るだけ気にかけてほしいところです
しかし建築業は特に、新しいものを受け入れようとしないところがあると個人的に感じます
普段から仲のいい人達と一緒にいるのが楽だし楽しいから一緒にいる状態が多いです
私のコミュニケーション能力不足かもしれませんが
特に今の若い世代の子からすると、一回りも二回りも離れている人間との付き合いも初めての子が多いはずです
そういった仲間が率先して声掛けし、普段からコミュニケーションを正しく取ってあげる事が大事です
でも私の職場を見ている限りだと、コミュニケーションスキルの高い人はあまりいないと思います
普段から仲のいい仲間でそろって話して、その輪に入ってきたければ入ってくれば?という感じです
新入社員を大切にする風土づくりも経営者の役割ですので、社訓に近いくらいのルールにすべきです
新しく入った従業員は大切に、コミュニケーションをとるが鉄則です
マニュアル不足

私の職場には新入社員のマニュアルはありません
基本、いつも確認が必要で非常に手間です
現場に入って、怒られながら覚えるのが今も普通にまかり通っています
完全に自分の首を自分で占めている状態なのに、それに建築業界は平気で気づいていません
現場に入って具体的な指示があまりない状態でスタートして言われたことが終わり、しばらく見ていていいと言われると
別の社員から「見ているばかりじゃなくて、他の場所へサポートとか片付けに行け!」と言われます
若い子からすると困惑するのではないでしょうか?
であれば、だれもが納得するルールやマニュアルがあれば解決すると思います
若い子はマニュアル通りに仕事すればいいですし、先輩社員も余計な口出しは必要なくなります
また現場仕事では、専門的な道具や工具も沢山あります
最低、どのくらいを覚えて現場に出た方が良いとか、写真付きで分かりやすく説明してくれていてマニュアルを見る日を作ってくれたら覚えられるようにしてもらいたいと感じます
建築業界は危険な場所や行為がありますので、そのあたりのマニュアルもあってしかるべきと思います
そういった点も現場に出て現場管理責任者が注意を払わないといけないのですが、現場も忙しいのでそこまで手は回りません
そんなタイミングでマニュアルを常時持ち歩き、マニュアル確認時間を設けるでも良いと思います
現場管理責任者も疲れますし、新入社員も気を使いますし、常に何か作業の空き時間が出来たときの収まる仕事(マニュアルを見る時間)が必要かと思います
マニュアルは一度作ってしまって、あとは必要があれば随時更新していけばいいと思います
福利厚生不足

福利厚生も若い子にとって重要な要素だと思っています
年次休暇も今であれば120以上あるところもザラにありますが、建築業界の平均は104日とされています(厚生労働省 平成30年就労条件総合調査の概況より)
ゴールデンウィークがあればその月の土曜日は基本出勤です
私の会社は105日が年次休暇となります
今の若い子は、プライベートを非常に大事にしますので年次休暇はより増やすべきだと考えます
いきなり最初から10日増やすとかは難しいかもしれませんが、徐々に年間1日から2日増やすなどをしていけばそんなに負担ではないはずです
また、副業に関してもいまだに禁止の企業が多いです
私は前職を退職する際にエントリーを10社ほどしましたが、殆ど副業はNGでした
また自分で会社を持っているというだけで怪訝そうな面接官が多く、未だに副業に否定的な会社が多いです
今の会社も本当は副業NGでしたが、不動産などの就業に支障のないと判断して頂き内緒でOKとなりました
今の若い子はSNSなどで収益が発生している子もいると思いますし、自分のビジネスをしたい子も多いと思います
就業に支障がなければOKにすべきですし、そのスキルを会社に生かしてくれる人材を採用すればいいのではないでしょうか?
今までの日本社会で通用していた生き方はもう通用しなくなっています
採用する側は偉い、こちらから選ぶ権利があると考えていませんか?
建築業界はそんなに余裕のある業界じゃないと思っています
是非とも、採用する人にとってメリットのある福利厚生の充実をしてもらいたいです
まとめ:建築業の未来はリスキリングにあり採用を考えるべき

建築業の若者離れは他にもあると思います
給料が低い、俗にいう3Kなどもあります
そういった理由もあると思いますが、もっと大事なことがあると思います
それは、この会社に勤める意味やこの会社にいて良かったなと思える環境づくりが大事ではないでしょうか?
そして何より経営者自身のリスキリングが大事です
古い習慣や環境に身を置いて楽をしてきた分、外に出て勉強を経営者はするべきです
その姿が見て取れる環境なら従業員も背中を見て頑張ろうとなれると思います
経営者は偉そうにしている時間はありませんし、そんな経営陣をみて若い子たちは羨望のまなざしでこの人になりたいと思って会社のために働くでしょうか?
今ちょうど経営者は代替わりをし始めていて、うちの会社もその状況です
採用も丁寧にチーム全体で一人の採用者を大切にしてあげるべきです
今回は以上となります
最後までご覧いただきありがとうございました
だいた(@kyuushokubu)
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