【転職活動】再就職手当を受給してから新しい会社に勤めよう

失業保険

再就職手当を給付して転職しましょう

こんにちは だいた(@kyuushokubu)です

本日は、再就職に関しての記事です

失業手当給付期間中にめでたく再就職が決定した際、申請すると再就職手当がもらえます

今回は再就職時にもらえる再就職手当に関して説明致します

【転職活動】再就職手当を受給してから新しい会社に勤めよう

今回紹介したい内容は以下の通りです

  • 再就職手当の金額計算方法
  • 再就職手当の基本ルール
  • 申請方法

再就職手当の金額計算方法

再就職手当の計算方法は以下の通りです

場合によっては少し面倒な計算式が出てきます

  • 所定給付日数の3分の1以上残して再就職→支給残日数の残日数の60%に当たる基本手当を支給
  • 所定給付日数の3分の2以上残して再就職→支給残日数の残日数の70%に当たる基本手当を支給

所的給付日数は、被雇用保険の加入日数と「自己都合退職」「会社都合退職」によって変わります

「自己都合退職」の場合の給付日数は以下の通りです

年齢/被雇用期間10年未満10年以上20年未満20年以上
制限なし90日120日150日

なお自己都合退職の場合、雇用保険に加入していた期間が、会社を辞めた以前の過去2年間に12ヶ月以上あることが条件となります

例えば私は前職は19年勤務していて、19年雇用保険の加入をしていましたから、120日が被雇用期間となります

「会社都合退職」は会社の倒産等が該当しまして、給付日数は以下の通りです

年齢/被雇用期間1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
30歳未満90日90日120日180日
30歳以上35歳未満90日120日180日210日240日
35歳以上45歳未満90日150日180日240日270日
45歳以上60歳未満90日180日240日270日330日
60歳以上65歳未満90日150日180日210日240日

会社都合退職の場合は、雇用保険に加入していた期間が、会社を辞めた以前の1年間に6カ月以上あることが条件となります

また基本手当の金額算出方法は以下の通りです

  • 賃金日額(W)=退職前6カ月の給料総額(ボーナスの除く)÷180

賃金日額(W)を算出しましたら【1】~【4】に該当する年齢を選びます

【1】離職時の年齢が30歳未満65歳以上

賃金日額給付率基本手当日額
2,574円~5,030円80%2,059円~4,024円
※15,030円~12,390円50%~80%4,024円~6,195円
12,390円~13,700円50%6,195円~6,850円
13,700円~6,850円(上限額)

【2】離職時の年齢が30歳以上45歳未満

賃金日額給付率基本手当日額
2,574円~5,030円80%2,059円~4,024円
※15,030円~12,390円80%~50%4,024円~6,195円
12,390円~15,210円50%6,195円~7,605円
15,210円~7,605円(上限額)

【3】離職時の年齢が45歳以上60歳未満

賃金日額給付率基本手当日額
2,574円~5,030円80%2,059円~4,024円
※15,030円~12,390円80%~50%4,024円~6,195円
12,390円~16,740円50%6,195円~8,370円
16,740円~8,370円(上限額)

【4】離職時の年齢が60歳以上65歳未満

賃金日額給付率基本手当日額
2,574円~5,030円80%2,059円~4,024円
※15,030円~11,140円80%~45%4,024円~5,013円
11,140円~15,970円45%5,013円~7,186円
15,970円~7,186円(上限額)

例えば賃金日額が5,000円であれば一日の給付金額は4,000円となります

※1と※2のラインに該当する方はさらに計算式があります

※1の計算式

基本手当日額=0.8W-0.3{(W-5030)÷(12390-5030)}W

例えば私の場合、Wの数字が11,666円でした

Wに11,666を入れて計算すると基本手当日額は6,183円でした

※2の計算式

基本手当日額=0.8W-0.35{(W-5030)÷(11140-5030)}W

基本手当日額=0.05W+(11140-0.4)

のいずれか低い方の金額を選択

このように結構面倒な計算があります

ざっくりとした失業手当を知りたい場合は数字入力できるサイトがありますので宜しければご活用下さい

https://doda.jp/guide/naiteitaisyoku/koyouhoken/keisan-simulation

そして肝心な再就職手当ですが、例えば与えられた給付日数が120日で再就職日に50日残っていた場合

3分の1以上残しての再就職なので、残数50日×60%=30日、この30日に基本手当を掛け算すれば

再就職手当の金額が割り出せます!

私の基本手当であれば6,183円×30日なので、185,490円支給されるという事です

再就職手当の基本ルール

ルールもちゃんと存在します

  • ①受給手続き後、7日間の待機満了後に就職、または事業を開始したこと
  • ②就職日の前日までの失業認定を受けた上で、基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あること
  • ③離職した前の事業所に再び就職したものでないこと。また、離職した前の事業所と資本・資金・人事・取引面で密接な関わり合いが無い事業所に就職したこと
  • ④受給資格に係わる離職理由により給付制限(基本手当が支給されない期間)がある人は、求職申込をしてから、待機満了後1ヶ月の期間内は、ハローワークまたは職業紹介事業者によって就職したものであること
  • ⑤1年を超えて勤務することが確実であること
  • ⑥原則として、雇用保険の被保険者になっていること
  • ⑦過去三年以内の就職について、再就職手当または常用就職支度手当の支給をうけたことがないこと
  • ⑧受給資格決定(求職申込み)前から採用が内定していた事業主に雇用されたものでないこと

中でも注意したいのが、④と⑤だと個人的に思います

④は待期期間の7日間後の1カ月間はハローワークの紹介からの就職じゃないと再就職手当は出ません

失業手当の給付には待期期間というものが存在します

「自己都合退職」も「会社都合退職」も離職票で受給手続きをしてから7日間です

⑤は1年契約で働く非正規雇用の仕事に就いても、支給対象にはなりません

会社が1年以上就業すると証明できれば受給可能のようです

申請方法

申請方法もハローワークとなります

必要は書類等は以下の通りです

  • 採用証明書(受給資格者のしおりの中)
  • 受給資格者証
  • 失業認定申告書
  • 印鑑

採用証明書には就職先の会社の照明が必要となります

受給資格者証は基本手当の受給を進める中でハローワークからもらえます

失業認定申告書は、失業手当の受給説明会に参加するタイミングでもらえます

こちらを持参してハローワークへ行きましょう

まとめ:再就職が出来たら必ずハローワークに相談を

せっかく給付日数が余っている場合であれば、是非再就職手当の申請をしてもらいたいです

まとまった額が入ってきますから、不明な点があれば是非ハローワークに相談してもらいたいです

親切にいろいろ丁寧に教えてくれるので、一度足を運んでもらいたいです

ちなみに失業保険を知るためのバイブルとして是非1冊、こちらの書籍を購入してもらいたいです

失業保険のノウハウがしっかり書いています

今回は以上となります

最後までご覧いただきありがとうございました

だいた(@kyuushokubu

コメント

Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました